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旭山動物園

旭山動物園は、北海道旭川市にある公営の動物園です。正式名称を「旭川市旭山動物園」といいます。ユニークな動物の展示方法が全国的に有名で、情報番組はもちろん、全国放送のテレビドラマや映画などの題材にもなった人気の動物園です。ここでは、主なみどころ、行き方、利用料金などの動物園の概要を紹介します。

■主なみどころ
動物園全体で、約150種類、750点を飼育している動物園です。人気のヒミツは、飼育場所や動物が使う遊具に工夫をしたり、エサを与える場面をショー形式にすることで、「動物がどのように行動するかを見られる」という点です。これらの工夫をしたことで東京都の恩賜上野動物園に次ぐ全国２位の年間入場者数を記録したほか、今では他の動物園もこの展示方法を取り入れるようになりました。特に人気があるのは、「ほっきょくぐま館」、「くもざる・かぴばら館」、「あざらし館」などで、冬期には、「キングペンギン」が飼育員の後について園内をパレードする「キングペンギンの散歩」を見ようと、入園者が開始時間の30分以上前から列を作ることもあります。

■行き方
旅行会社による札幌発着のパッケージツアーなどでは、プランによって旭山動物園までの観光バスやタクシーがツアー内容に含まれる場合があります。それ以外は自己手配で行くことになりますが、動物園は旭川市中心部から約１０キロ離れていますので、レンタカーもしくは公共交通機関を利用するのがよいでしょう。それでは、公共交通機関での行き方を紹介します。

おすすめなのは、一度札幌市内で観光してからJR北海道の特急列車か高速バスを利用して旭山動物園の往復で向かった方が良いと思います。上記でも書いたとおり、動物園は市内から１０キロ（車で３０分程度）離れたところにあります。個人で駅やバスターミナルまで行ったとしても、そこからタクシーに往復で乗ると割高になる可能性もあります。

札幌市内から行く場合
札幌駅から旭川駅までの片道の所要時間は、JRで１時間20分、バスが２時間前後です。料金については、運賃と動物園入園券のセットプランが値段も安くオススメです。

JR（列車）は「旭山動物園きっぷ」というプランで、「みどりの窓口」という受付センターで購入できます。
バスでは、「旭山動物園往復バスセット券」というプランで北海道中央バスのターミナル等で購入できます。

新千歳空港から行く場合
ＪＲ新千歳空港発から「旭山動物園きっぷ」というプランで、「みどりの窓口」という受付センターで購入できます。そのきっぷで駅を降りた後も専用のバスで動物園まで移動してくれます。帰りも同じです。

旭川市内からバスで行く場合
地元のバス会社、旭川電気軌道バスの41，42，47番線、旭山動物園行きを利用します。旭川駅前の右側、「旧アサヒビル」前が始発で、乗車約40分で終点まで利用します。運賃は、片道大人１人400円、運行本数は30分に１本程度です。

旭川空港からバスで行く場合
旭川電気軌道バスの78番線、旭山動物園行きを利用します。乗車約30分で終点まで利用します。運賃は、片道大人１人500円です。運行は開園日のみ、１日１往復（空港発午前、動物園発午後）だけなので、利用にはダイヤの確認が必要です。

 
■動物園の概要
住所は旭川市東旭川町倉沼、代表電話は0166-36-1104です。開園・入園時間は夏期と冬期に分かれており、年度ごとに変わるので確認が必要です。週ごとの定休日はありませんが、夏期と冬期の間（１１月頃）に半月程度、また、年末年始には閉園しますので注意が必要です。また、秋には日照時間の関係で、夏期であっても閉園時間が繰り上がりますので、こちらも確認が必要です。利用料金は、高校生以上が１人800円、25名以上の団体の場合は同700円です。中学生以下は無料です。また、旭川市民、高齢者、障害者などは利用料金の減免があります。一方、大人のリピーターに人気なのが年間パスポート。開園日であれば1000円で１年間何度でも入場でき、この間に２回来場すれば元が取れるので、親子連れやファンには特にオススメです。動物園自体はそれほど大きくはありませんが、入場料も高くはないので十分に楽しめる場所で北海道のおすすめスポットの一つです。